下家杏樹 Meditation Room -瞑想の部屋-
2022.9.17~10.7 銀座蔦屋書店

銀座蔦屋書店にて、9月17日(土)から下家杏樹の個展「Meditation Room -瞑想の部屋-」を開催いたします。

下家杏樹は、古いものから新しいものまで、様々なマンガやアニメーションの影響を強く受けつつも、油絵の持つ古典的で独特なマチエールにも魅了され、いわばサブカルチャーとファインアートをハイブリッドさせた表現として、キャンバスに自身の空想的世界をのびのびと描き続けています。
鳥や犬などの動物、少女、そして小さな毛虫にいたるまで、描かれるすべてのキャラクターが生命力に満ち、生きていることの輝きを放っていますが、下家の生き物に対する視点がそこに象徴されています。
無垢で純粋なキャラクターたちの瞳、ユーモラスな表情、躍動感あふれる動き、強弱のついた柔らかな輪郭線、立体感を感じさせる繊細なペインティング…。見る者にどこか懐かしや安らぎ、そして幸福感を与えるその世界こそが、この世に生きている全てのものへの愛おしさを表現する下家杏樹の思い描くワンダーランドなのです。

今回の展示では、下家の代表的なモチーフである鳥を大きくカラフルに描いた20号サイズの連作4点を中心に、キャンバス作品約10点を展示いたします。


ARTIST STATEMENT
いつも私を虜にしている印象や現象を追い求めていくと、一つのラインに行き着く。
実際には存在しないアウトラインが脳裏に残ってしょうがないのだ。
人の横から見た背中のライン、鳥の羽のカーブ、植物の太陽へ向かって伸びるツルなど全てがアウトライン化されて、私は居ても立っても居られないくらいその現象を線に描き残したくなる。
油絵に起こすと、そのラインは「ただの線」から「長細い肉体」に変わる。
全てのラインが意味のあるように、生きているかのように。
私は自分が生きていく中で外で起こった現象や物事について、深く理解するために絵を描き続けるだろうし、また描くことで深くその対象について感じることができるのだと思う。今回の展示では私が目をつぶって瞑想をしたときに、脳みそに焼き付いて離れなかったイメージや印象を油絵に描き起こした作品をメインに展開している。
下家杏樹


 ▶WORKS , INSTALLATION VIEW

 ▶ARTIST PAGE


下家杏樹「Meditation Room -瞑想の部屋-」
会期/2022年9月15日(土)~10月7日(金)
会場/GINZA SIX 6F 銀座蔦屋書店 アートウォールギャラリー
時間/店舗HPをご確認ください

NODA CONTEMPORARY

TEL 052-249-3155