下家杏樹 特集「歓迎の間
2023.7.26~8.1 伊勢丹新宿店 アートギャラリー内アートエディション


伊勢丹新宿店にて、7月26日(水)から下家杏樹の個展「歓迎の間」を開催いたします。

下家杏樹 特集「歓迎の間
会期/2023年7月26日(水)~8月1日(火)
会場/伊勢丹新宿店 本館6階 アートギャラリー内アートエディション
時間/10:00~20:00[最終日午後6時終了]

在廊予定日/7/26(水)、7/29(土)
いずれも13:00~18:00在廊予定(変更になる場合もございます)



2022年度の個展はすべて完売。
国外からの人気も非常に高い下家杏樹による、伊勢丹新宿初個展。
独特のアウトラインによって描かれる伸びやかな油絵が、唯一無二の魅力を放ちます。
日光東照宮に旅行に行った際、動物たちのレリーフに歓迎されていると感じたのが今回の展覧会名の由来です。
旅行中のインスピレーションを基に、鳥や動物を中心とした油彩画を10~15点程展示予定しています。

ぜひご期待ください!





ARTIST STATEMENT

鳥の夢の中は希望で満ちあふれていた。

ゆたかな水、甘い果実、美味しい空気…
やわらかで優しい世界は角のない線で表現されている。
アカデミックな油絵の技法を取り入れることで何処か見覚えのある画面を作り出している。
そこに漫画やアニメを連想させる現代的なイメージのアウトラインを融合させることで、私と鳥の見ている夢の中の世界を実現させることを助けている気がしている。

また、私はこの春に栃木県日光市にある神社、日光東照宮に参拝してきた。
そこで見たたくさんの動物の彫刻を見た。中でも本殿の東廻廊に彫られた、名工・左甚五郎作の「眠り猫」にとても感銘を受けた。角度によっては眠って見えたり、何か獲物を狙っているかのように見える。裏側には戯れるスズメの彫刻が彫られており、天敵の猫が眠っている隣で、戯れるスズメが同じ空間にいることで世界の平和を表しているように感じる。

私もこのような二つの違う世界が混ざり合い、どちらかに束縛されることない美しい世界をキャンバスに表現したい。

臆病な鳥が眠り続けることができるということが、とても幸せなのだ。



下家杏樹






※カネコアツシ特集、アートギャラリーにて同時開催

NODA CONTEMPORARY

TEL 052-249-3155