銀座蔦屋書店アートウォールにて下家杏樹個展を開催いたします。
レトロな漫画を思わせ、ノスタルジックな雰囲気を醸し出す画風が特徴のアーティスト、下家杏樹。油彩画の技法にもこだわり、有機的な筆跡やマチエールで独自の絵画表現を追求しています。
今回の制作時に下家が意識したのは「どれだけ自分が子供になって絵が描けるか」ということでした。子供のころから妄想することが好きだった下家は、頭の中にあるキャラクターや世界観を描くことで癒されながら、油絵にしたときにどのような化学反応が生まれるかを追求しました。そして、作品を鑑賞する側も子供のこころに戻ってもらい、癒しを感じてもらえれば、と下家は期待しています。
本展では8点の新作を過去作品と合わせて展示します。
ARTIST STATEMENT
絵を描く中で一番難しいなぁと感じているのは、一番良いところで終わる事だと思います。
例えるなら、宝石の原石の割った断面のイメージです。鮮度の高い、生きている絵を描くには、私自身が心から楽しんで絵に向かわないといけないと思います。
娘を見ていると、毎日が初めての出会いで、目がギラギラしています。
そんな彼女を見ていると、私自身の小さい頃を思い出す事があります。
私の幼い頃、よくしていた遊びというのは木に登ったり、人形で何時間も一人遊びをしていたりと、絵とは違う遊びが多かったです。
しかし、そのような様々な出会いが自分の世界を作っていく上で大事であったと今では思います。
今回の展示は私の原点に帰って、頭の中にストックしてあったマイワールドをたくさん解放しました。
私の作品を見て少しでも自由になったり、楽しんでもらえたりしたら嬉しいです。
下家杏樹
下家杏樹個展「Good bye my world」
会期/2024年11月16日(土)~12月6日(金)
会場/銀座蔦屋書店 アートウォール
東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F
営業時間/午前10時30分~午後9時 ※最終日は午後5時終了
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